野菜・果物

野菜のネバネバはムチンじゃなかった!?

野菜のネバネバはムチンじゃなかった記事のアイキャッチ

以前モロヘイヤの記事を書いたときに

「ヌメヌメした食感はムチンという成分で、胃腸や目の粘膜を保護してくれます」

と記載しました。

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この記事は野菜に関する書籍を参考にして記事を書いたのですが、

お問い合わせページに

・「ムチン」は動物性の成分を指し、オクラやモロヘイヤなどのネバネバは「ムチン」ではない。

・(動物性粘物質の)ムチンそのものにも若さやスタミナを増強する働きはない。

とのご指摘をいただきました。

ご指摘をいただき、該当文を削除しました。

お詫びして訂正いたします。

ムチンとは?

ではムチンとはなんでしょうか。

ムチン(mucin)は動物の上皮細胞などから分泌される粘液の主成分として考えられてきた粘性物質である。

引用元:ウィキペディア ムチン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%B3

つまり、動物性の成分の事をさす言葉であって、植物のネバネバをムチンとは呼ばないということです。

植物性粘液はムチレージ

日本ではオクラ・山芋・モロヘイヤなどのネバネバ成分を長らく「ムチン」と呼んでいました。

しかし植物性粘液は、ムチレージ(mucilage)というそうです。

多くの書籍やメディア、教育の現場でも誤用されていました。

丑田公規教授の「ムチン奇譚:我が国における誤った名称の起源

にて、誤用されるようになった経緯が解説されています。

わたしが参考にした「もっとからだにおいしい野菜の便利帳(高橋書店)」のホームページにも

●当書籍は、重版時より以下の対応をいたしております。

「ムチン」の記載を削除し、含有する他の栄養素に関する情報を掲載

本文該当頁:P26、63、65、66、87、113

引用元:もっとからだにおいしい野菜の便利帳 正誤表 
https://www.takahashishoten.co.jp/correction/11530/

といった内容があげられていました。

その他にも「ムチン 誤用」や「ムチン 間違い」で検索すると、

多くのサイトで訂正されたことが分かります。

公益社団法人 日本食品化学工学会のホームページでも

当学会の前身である日本食品工業学会編の食品工業辞典の「むちん[ムチン]」の解説について、現在の科学的知見から以下のように訂正させて頂きます。

(訂正前)

植物より分泌される粘質物一般をいう。

(訂正後)

動物より分泌される粘質物一般をいう。

公益社団法人 日本食品化学工学会HP
https://jsfst.smoosy.atlas.jp/ja/notices/71

と記載されており、現在は植物のネバネバをムチンと呼ぶのは誤用というのが広まっています。

野菜のネバネバはムチンではない

ご指摘をいただかなければ、間違った情報をアップしたままでした。

今回の野菜成分だけではなく、様々な分野で日々研究が進み、

今まで常識だったことが実は間違ったものだったというのが

今後もあるかもしれません。

ネットで正しい情報を見分けるのも難しいですが、

気をつけたいと思った出来事でした。

 

「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」はとても良い本なのでオススメです。

ABOUT ME
まつい
お肌に悩むアラフォーシングルマザーの”まつい”と申します。 3歳の女の子を育児中。 元・スーパーの青果部門パート。 肌の事、子育ての事、青果の事を発信していきます。